革について…
ここでは革について基本的な事をお知らせします。

革の大きさ

革は同じ種類で同じ年齢の動物でも1枚1枚、大きさが異なります。
そこで、大きさを計るために計量の機械に面積を計算させます。
また、革の面積を測るためにDS(デシ平方メートル。通常デシと呼びます。)という単位 を使います。1DS(デシ)は10CM×10CMの大きさです。


たとえばCATALOGの成牛タンローは約220DS(デシ)ですから
220DS=220×10CM×10CM=22000CM=2.2u分の広さという事です。
革の種類によって丸革(一頭分)、大きい革は半裁(通常背中で切られたサイズで丸革の半分)にして販売してます。ちなみに成牛タンローは半裁サイズです


価 格

革を1枚で販売する際には爬虫類のような特殊な革以外の単価は1DS(デシ)単位 の値段で表記してあります。ですからその単価に革のサイズをかけたものが一枚の価格になります。上記の成牛タンローが1DS50円なら220DS×50円=11000円/枚になる訳です。


厚 さ

革は鞣し(なめし)、染色、乾燥が終わった状態では全体の厚さが場所によって少しずつ違います。そこで厚みを調整するために「漉き(すき)」といわれる革を薄くする加工を行います。
革全体を漉く(すく)オオズキと革を裁断したパーツの一部分を漉くコバスキがあります。


鞣し(なめし)の種類

にすることを鞣し(なめし)といいます。
皮の状態では腐食したり、水分がなくなると非常に堅くなったりしてしまうので
鞣しをして状態を安定させることです。


鞣しの方法
クロム鞣し(なめし)
現在最も多く行われているなめし方法です。
クロム塩(3価クロム)を使うので、タンニンなめしよりも短い時間で
コストも安くできます。柔らかく、軽く、耐熱性に優れていますので
靴、バッグ、衣料はもちろん多くの用途に使用されています。

タンニン鞣し(なめし)
植物の部分(葉や樹皮)から取れるタンニン分を使用するなめしの方法です。
クロムなめしに比べて堅く、伸びが小さいので、靴底や
鞄、ベルト、クラフト(革工芸)、馬具などに向いています。
植物性タンニンを利用していますので、環境にやさしく、近年ヨーロッパでも注目されています。

NAKASENのタンローやヌメ革はこのなめし方です。
その他の鞣し(なめし)
セーム革に代表される油なめし。
アルミニウムなめし、ホルマリンなめし、ジルコニウムなめし、などがあります。
それぞれの鞣しの特性をいかし、2つ以上の組み合わせで作るコンビネーション鞣しもあります。


仕上の種類


革は加工方法でいろいろな仕上げ方があります。

名称 仕上方法
銀付き 革の表面(毛の生えていた面 )を銀面と呼びます。
銀面を自然のまま利用して作る方法です。
アニリン染料を使用したアニリン仕上げやカゼイン仕上げ、ボックス仕上げなどは原皮の時からのキズなどが出やすい仕上げですが、革本来の良さが一番わかる仕上げ方ともいえます。
ガラス張り 革の銀面をサンドペーパーなどで少し削り、平らにしてからウレタンなどで塗装する仕上方法。
表面は平滑で綺麗なスムースに仕上がります。
スエード 革の肉面(銀面の反対側)をサンドペーパーなどで削り、毛羽立たせせる方法。
床革で作った物は床スエード、またはベロアなどと呼ばれています。
鹿革で作られるスエードをバックスキンと呼びますので、スエード=バックスキンではありません。
昔の1ドル紙幣(英俗語でBUCK)に鹿の絵が書いてあったので、この名前が付いたと聞いてますが、本当かどうか定かではありません。
ヌバック 革の銀面にサンドペーパーなどで軽くけずり、少し毛羽立たせる方法。スエードよりも毛足が短く、細かいのでエレガントの感覚に仕上がります。


ヌメ革とタンローの違い

牛ヌメ


ヌメ革は「植物タンニン鞣しを行い、仕上げをしていない牛革。」というのが、本当の意味です。
染色されたりした革(sample18などもヌメ革(正確には染色されたヌメ革)と呼ばれています。

Nヌメ

Nヌメはヌメ革のままでは染色やカービング、スタンピングなどの加工がしにくいので
使いやすく加工した物です。
財布、バッグ、ショルダーベルトや持ち手などいろいろと色々と使われています。


成牛タンロー


タンローはタンニン鞣しのローケツ染め用革の略で、染色性にすぐれているため、革工芸、クラフト、革細工、カービングに使用されています。
ヌメ革と一番の違いはよく染まるように、ヌメ革より白く仕上がっていることでしょう。


革の堅さ



革は鞣し(なめし)の方法で堅さが違いますが、
動物によっても繊維の細さや緻密さが違うので堅さやしなやかさも違ってきます。
上の写真は牛革と馬革の断面写真です。
馬革のほうが細い繊維が絡み合っているのがわかります。